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探偵の調査の種類とは?気になる探偵の仕事について解説

小説や映画、ドラマなどで取り上げられることが多い「探偵」という職業。しかし、実際に探偵と接する機会は少なく、実態は謎に包まれた職業です。実際はどのような仕事をしているのか、気になっている人が多いのではないでしょうか。

今回は、探偵が依頼を受ける調査の種類や仕事の内容について解説します。探偵に求められるスキルについても紹介していくので、「探偵に興味がある」「探偵として働きたい」という人は最後まで読んで参考にしてみてください。

探偵が依頼を受ける調査の種類

小説や映画では、探偵が刑事や弁護士と組んで事件を解決するシーンが多いですよね。しかし、実際の探偵が刑事事件を捜査することはありません。

では、実際の探偵はどのような種類の調査をしているのでしょうか。ここでは、探偵が依頼を受ける調査の種類について解説します。

調査種類①浮気・不倫調査

探偵業者が最も多く依頼を受けるのが「浮気調査」です。依頼者は、以下の目的で探偵に浮気調査を依頼します。

  • 浮気しているかどうか知りたい
  • 浮気相手を特定したい
  • 浮気の証拠を手に入れたい
  • 配偶者の「不貞行為の証拠」を入手すれば、離婚裁判や慰謝料請求で有利になります。浮気相手の名前や住所まで特定できれば、浮気相手からも慰謝料を請求できるのです。

    状況によっては高額な調査費用を損害賠償請求できます。金銭面でメリットが大きいので、浮気調査を利用する人が多いのでしょう。

    浮気調査は、事前に依頼者から提供された写真や情報をもとに尾行や張り込みを行います。環境に溶け込みながら2~3人の探偵チームで調査を行い、ラブホテルや浮気相手の自宅に出入りする瞬間などを撮影するのが主な仕事です。

    調査種類②結婚調査

    浮気調査と同様に多いのが「結婚調査」です。結婚調査とは婚約者やお見合い相手の素行についての調査で、婚約者本人や両親から依頼されます。結婚調査で調査できるのは、主に以下のような内容です。

  • 婚約者の素行
  • 婚約者の仕事
  • 婚約者の交友関係
  • 婚約者の周囲の評価
  • 婚約者の家族関係
  • プロフィールに嘘はないか
  • 薬物やDVの経歴はないか
  • 近年は婚活パーティーやイベントで交際相手と出会うケースが増えています。相手の素性が分からないまま結婚すると「言われていた経歴と違った」「犯罪歴があった」というトラブルが起こってしまうかもしれません。そのため、探偵による結婚調査が見直されているのです。

    ただし、探偵業法で「差別につながる調査」が規制されているので、婚約者の出生に関する調査はできません。基本は「尾行・張り込み・聞き込み」による調査で、依頼者が求める情報を追求していきます。

    調査種類③素行調査

    浮気調査や結婚調査など、対象人物を調査することの総称を「素行調査」といいます。素行調査は配偶者や婚約者以外に、会社の従業員や子供の調査を依頼されることもあるのです。

  • 従業員がサボっていないか
  • 採用予定者の経歴に嘘がないか
  • 会社内に産業スパイが入っていないか
  • 取引先の実態
  • 子どもが非行に走っていないか
  • 遠方に居住する子供の様子
  • 上記のように、会社役員や保護者からの調査依頼が多いです。探偵は、尾行や張り込みで証拠を集めたり、聞き込みで評判や人柄について情報を集めます。

    調査種類④いじめ調査

    小学校低学年から大学生、社会人にいたるまで、いつの時代もなくならない「いじめ問題」。現代はスマホやSNSを使う人が増えたことから、いじめの実態が悪質になっている傾向にあります。

    陰湿ないじめだと、いじめが行われた証拠を取得するのが難しく、警察や弁護士に相談しても事件として立証するのが難しい状況です。そのため、子供を守るために「いじめ調査」を依頼する保護者が増えています。

  • 子どもの見守り
  • いじめ加害者の特定と行動調査
  • いじめ加害者の家族調査
  • 教員の行動調査
  • いじめの証拠集め
  • 上記の調査を、尾行・張り込み・聞き込みによって行います。決定的な証拠となる写真や映像、音声データの取得を行うのが主な調査内容です。

    調査種類⑤人探し調査

    音信不通になった家族やもう一度会いたい人、SNS等でトラブルになった人を探すのが「人探し調査」です。少ない情報でも、ターゲットを確実に探し出します。

  • 初恋の人にもう一度会いたい
  • 昔お世話になった人を探してほしい
  • 連絡が取れない家族を見つけてほしい
  • SNSで知り合った人を探してほしい
  • 配偶者の浮気相手に慰謝料請求したい
  • 上記のような状況において、探したい人の名前や写真、住んでいた場所などを手掛かりに調査していきます。周囲への聞き込み調査やインターネット調査、独自のデータベースを使った調査などが中心です。

    ただし、恋愛感情が伴う事案やDV加害者からの依頼、ストーカー等の可能性がある依頼などは調査できません。

    調査種類⑥盗聴器・盗撮器発見調査

    盗聴器を発見するのも探偵の仕事です。自宅や会社に仕掛けられた盗聴器を、特殊機器を用いて確実に見つけ出します。

    盗聴器の販売自体は違法ではないため、簡単に手に入れることができます。そのため、家族や恋人、産業スパイなど……何らかの目的があれば、簡単に盗聴器を仕掛けることができるのです。

    量販店などで盗聴器発見グッズなどが販売されていますが、市販のものは効果が期待できないものがほとんど。そのため、探偵による盗聴器発見調査の依頼は意外と多くあります。

    探偵の仕事内容

    探偵の仕事は、尾行や張り込みだけではありません。広報活動や事務作業など、探偵社にはさまざまな仕事があります。

    多くの相談者の悩みや問題を解決するために、さまざまな仕事をこなしているのです。では、探偵の仕事内容について具体的に解説していきます。

    広報・相談受付

    探偵は、自ら広報活動を行っていることが多いです。主な作業はSNS等を使った広告配信であったり、チラシの作成や配布など。探偵社の規模が大きい場合は、広報担当のアルバイトを雇っている場合もあります。

    また、ほとんどの探偵社では初回に無料相談を実施しているので、依頼者からの電話やメール受付も探偵の仕事です。面談の予約を取り付けたら無料相談を行い、調査可否の判断や見積書作成なども行います。

    調査技術の訓練

    探偵は、ターゲットに気付かれることなく調査を遂行しなければなりません。そのため、探偵1人1人のスキル向上のため、調査訓練や研修も大切な仕事の1つです。

  • 車やバイクを用いた尾行訓練
  • 電車や飛行機の尾行訓練
  • 歩行による尾行訓練
  • 特殊機材を扱うトレーニング
  • 撮影の練習
  • 暗号訓練
  • チームワーク研修
  • 上記の他にも、多くの訓練をこなしてから調査本番に挑みます。探偵の調査スキルが高いのは、日ごろの訓練や研修の賜物です。

    調査業務

    調査依頼が契約されると、依頼者からの情報をもとに事前調査を開始。調査チームで会議を行い、現場に出向いて尾行や張り込みに適した場所を把握します。

    調査当日は「尾行・張り込み・聞き込み」により調査を遂行。浮気調査であれば、ラブホテルやマンション等に出入りしている瞬間を撮影します。

    調査報告書の作成

    探偵の仕事で最も重要なのが、調査報告書の作成です。調査報告書は、依頼人が受け取れる唯一の成果であるため、力を入れて作成します。

    ターゲットの情報や調査内容を事細かに記し、調査当日の行動を時系列に文字と写真で記載。明瞭な写真や映像と、文字による細かい行動履歴の記録が必要です。探偵の調査報告書は、そのまま各種裁判で使用されることもあります。

    後日、依頼人に調査報告書を引き渡すまでが業務です。調査の結果によって依頼人がどのように行動するべきか、経験の中からアドバイスをすることもあります。

    探偵に求められるスキル

    小説や映画に感銘を受けて「探偵になりたい」と思う人は少なくありません。実際に、日本全国に多くの探偵社が存在し、20代~60代の男女が探偵として活動しています。

    しかし、誰でも簡単に探偵になれるわけではありません。探偵になるためには、いくつかの特殊なスキルが求められるのです。では、探偵に求められるスキルについて解説します。

    運転免許は必須

    探偵になるためには、普通自動車の運転免許が必要です。バイクの免許は必須ではありませんが、持っていると調査で有利になります。

    車で尾行する際、ターゲットの車の死角から追跡しなければならないため、ある程度の運転スキルは必要です。信号が変わるタイミングを予測して動いたり、狭い道でUターンしたりすることもあるので、運転に慣れている人のほうが探偵に向いています。

    目立たない外見

    探偵で最も重要なのは、尾行や張り込みがバレないこと。そのため、目立たない外見は探偵の武器になります。

    中肉中背で特徴のない顔立ちの人は、探偵向きです。身長や体形に特徴があると、尾行・張り込み中に目立ってしまいます。美人すぎる人やイケメンすぎる人も、人目につきやすいので不向きです。

    外見の特徴は服装や髪形、メイクなどである程度カバーする必要があります。女性の場合、化粧映えする顔立ちであると変装しやすいので有利です。ただし、髪色やネイルは目立たないようにしなければならないため、おしゃれをしたい人には向かない職業かもしれません。

    体力と忍耐力

    探偵が調査をする上で、体力と忍耐力は必要不可欠です。屋外での尾行や張り込みが、長時間に及ぶことも少なくありません。

    真夏にエアコンをつけない車内で何時間も待ち続けたり、真冬に屋外で10時間以上張り込みをすることもあるでしょう。その間に集中力を切らさず、常にターゲットと周囲に気を配りながら調査できる体力と忍耐力が必要になります。

    臨機応変に対応できる

    調査中、ターゲットが予想外の行動をすることは多くあります。そのため、頭の回転が速く、常に臨機応変に行動できるスキルが必要です。

    歩いて移動しているターゲットが突然タクシーに乗ってしまったり、ホテルの正面出口で張り込みしていたのに非常口から出てきたり……予想外の行動をされたときに、適切な対応をすることが調査を成功させる鍵になります。

    予想外のことが起こるとパニックになってしまう人は、ターゲットを見逃してしまうでしょう。探偵の調査費用は高額なので、探偵の小さなミスによる調査失敗は許されません。

    コミュニケーション能力

    探偵のスキルで意外と重要になるのが、コミュニケーション能力です。初対面の人から聞き込み調査をするとき、相手に怪しまれずに心を開かせ、必要なことを聞き出すことが重要になります。

    また、探偵はチームで動くことが多い職業です。他の探偵とうまくコミュニケーションをとりながら調査をすることが、調査成功につながります。

    探偵の調査種類まとめ

    探偵は、気調査や人探し調査をはじめ、さまざまな種類の調査依頼を受けます。夫婦間や保護者からの依頼が多く、意外と企業からの依頼も多くあるのが実情です。

    また、探偵の仕事の種類は調査業務だけではありません。広報活動や事務作業なども行い、日々訓練しながら調査本番に臨んでいます。小説や映画で見る探偵のイメージより、地道で大変な仕事です。

    ターゲットにバレないように調査を成功させるためには、体力や忍耐力、機転を利かせるスキルが必須。外見的に特徴がない人も、探偵にとって大きな武器になります。

    探偵は、多くの人を救うことができる仕事です。「探偵になりたい」という人は、さまざまな種類の調査に対応できるように、探偵に必要なスキルを磨きましょう。