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60代不倫が上昇傾向にある|還暦を迎え不倫をしてしまう心理とは?

近年では60代以降の不倫が増加していると言われています。一体なぜ不倫という危険な誘惑に乗せられてしまうのでしょうか。この記事では、60代が不倫をしてしまう理由や手を出すきっかけなどについて紹介します。

60代の不倫は上昇傾向?

そもそも、60代の不倫というのは上昇傾向にあります。岡田真弓さんが書いた「探偵の現場」という本によると、年齢別の不倫調査数において60歳以上が2008年で0.3%だったにも関わらず、2018年には12%にも上昇しているという結果が発表されています。

「自分の夫はもう年だし…」と考えている奥さんもいるかもしれませんが、もしかするとコッソリと不倫しているかもしれません、

60代の不倫は他世代の不倫と違う?

どんな年齢の不倫も同じように終えるかもしれませんが、60代の場合は他の世代の不倫と違う部分があります。一体どのような部分なのでしょうか。

退職しているが故に余裕がある

60代となれば仕事を退職し、有意義な時間を過ごしていることでしょう。しかし、働いていた時よりも時間があるため、不倫に手を出す余裕があります。また、若い頃と比べてお金の余裕もあることから、気軽にデートしやすいという特徴もあります。

特に大人の余裕というのは女性が魅力的に思いやすいポイントであり、そのことから年上男性が好きだという方も。現在では年の差カップルも多くなりつつあるため、一回り年下な女性と不倫してしまう可能性もあるでしょう。

性欲よりも精神的な安らぎ

若い頃は性欲から不倫してしまう場合もありますが、60代となれば性欲よりも精神的な安らぎを求め始めます。ずっと奥さんを連れ添ってきたとしても、数十年も一緒にいれば何らかのストレスを感じているかもしれません。そうなってしまえば我が家が居場所だと思えないようになってしまい、外に新たな居場所を求め始めます。

そのことが顕著に現れているものとして、プラトニック不倫が挙げられます。名前通り肉体関係が無い不倫関係のことであり、純粋に恋愛を楽しみたい方や気持ちだけで十分な方がこの不倫に手を出してしまうかもしれません。また、この不倫は肉体関係が無い影響で不貞行為だと認められず、離婚原因にならないという特徴を持っています。

仕事ばかりだった反動で不倫にのめり込んでしまう

60代の中には、仕事一筋で一生懸命頑張ってきた方も多いはず。ただ、退職してしまうと何をすれば良いのか分からなくなってしまい、仕事ばかりだった反動で不倫にのめり込んでしまう恐れがあります。

若いうちであれば時間やお金の問題で長続きしない場合が多いですが、60代は異なります。上記で紹介したように時間もお金も余裕があるため、制限が無いのです。そのことも相まって、ズブズブと不倫にハマってしまう可能性があります。

元々から不倫癖があるケースも

不倫というは非日常的なものであることから、その魅力に取り憑かれてなかなかやめられない方もいます。そのような人は一度バレてしまったとしても、ちょっとした気の緩みから別の異性と不倫をしてしまうのです。

60代の不倫はさまざまなところで始まりやすい

現在ではマッチングアプリや職場で不倫相手と知り合う場合がありますが、60代の場合はどうなのでしょうか。退職している状態ではなかなか出会いが無いと思われがちですが、意外にもさまざまなところで始まりやすいのです。

近所に住む人と親しくなって…

60代は時間に余裕があることから、地域の行事に参加することもあるでしょう。その中で素敵な人と出会い、不倫関係へ繋がってしまう場合もあります。職場のような上下関係も無いことから、気軽に多くの方と親しくなれるでしょう。

ただ、近所に住む人との不倫はかなりのリスクがあります。基本的に不倫は、配偶者や知り合いにバレないように生活範囲外で会うことが多いです。ただ、近所に住む人が不倫相手だと生活範囲内で会うようになってしまうため、バレやすくなってしまうでしょう。もしバレてしまえば周辺に噂として広がってしまい、以前よりも生活しにくくなってしまう恐れがあります。

これまで一緒に頑張ってきた社員と…

退職したとはいえ、だからといって職場との関係が切れたとは限りません。また、別の職場にチャレンジしてみるアグレッシブな60代もいることでしょう。職場での不倫というのはどの世代でもよくあるものであり、60代だからといって例外ということはありません。

ネットで出会いを探していたら…

現在ではSNSやマッチングアプリなどを使うことで、異性と出会うことができます。若い人たちだけのものに思えるかもしれませんが、60代の方でもネットを使って出会いを求める方がいます。ネットであれば周囲の人間関係に属さない人と出会えるため、新しい刺激となるかもしれません。

趣味のサークルで気になる人と出会い…

カラオケや旅行、スポーツといった大人向けの社会人サービス・シニアサークルはいくつもあります。そこでは共通の趣味の人と出会えることから、多くの方と知り合えるでしょう。同じ趣味ということも合って、気が合う異性がいればあっという間に不倫関係へとなってしまう場合も考えられます。

もし夫の不倫が発覚したら・・?

不倫への対応というのは注意すべきポイントがあり、きちんとしなければうまく解決できない恐れがあります。だからこそ、この項目で不倫への対処法をチェックしておきましょう。

まずすべきことは冷静さを取り戻すこと

不倫を見つけてしまった場合にまずすべきことは、心を落ち着かせることです。どうしても不倫を見たときは感情的になってしまい、自分でも思ってもいないような行動をしてしまうかもしれません。最悪の場合、自傷行為や夫への暴力と行ったこともしてしまう恐れがあります。

そのようなことを防ぐためにも、まずは深呼吸をして心を落ち着かせることから始めましょう。不倫を対処するためには、兎にも角にも冷静さが大切。感情的になってしまえば、スムーズに対処できません。なかなかすぐには落ち着けないかもしれませんが、それでも心を落ち着かせるように努力してみましょう。

無理のない範囲で他の証拠を探す

不倫を立証するためには、やはり証拠が必要です。無理のない範囲で大丈夫ですので、証拠を探してみましょう。例えばゴミ箱の中を探してみることで、ラブホテルのレシートや見覚えのないプレゼントの箱などが見つかるかもしれません。

ここでの注意点は、無理なことをしないということです。夫を脅して不倫の有無を尋ねたり、不倫相手の家に侵入したりといった行為をして証拠を集めても、不法行為として裁判所に認めてもらえないかもしれません。あくまで可能な範囲で構いませんので、掃除のついでに探してみましょう。

探偵事務所に相談してみる

なかなか証拠が見つからない方や証拠を探す暇がない方は、探偵事務所に相談してみましょう。あなたの代わりに、プロの調査員がこれまでの経験や知識を生かして、夫の不倫を調べてくれます。ただ、その分の費用がかかるため、お金のことも考えておきましょう。

また、なんとなくで探偵事務所を探すのはおすすめできません。なぜなら、悪徳な業者に騙されてしまう恐れがあるため。せっかくの大金が水の泡にならないためにも、無料相談を利用したり口コミをチェックしてみたりなどの情報収集を行いましょう。

60代の不倫におけるお金の問題

60代の不倫では、お金の問題が非常に重要です。トラブルに発展する可能性もあるところですので、こちらもしっかりとチェックしておきましょう。

慰謝料は不貞行為の有無が大切

もし夫が他の人と不貞行為をしたのであれば慰謝料を請求できる可能性が高まる上に、そのことを理由とした離婚もできます。ただし、上記で紹介したようなプラトニック不倫の場合は不貞行為が無いため、慰謝料の請求が困難になってしまいます。不倫行為をしていれば必ず慰謝料が請求できるとは限りませんので、この点には注意しておきましょう。

高額な慰謝料になりやすい

60代の場合は、長年一緒だった妻を裏切ったことになるため、慰謝料が高額になりやすいです。ただ、不倫相手が若い人であれば慰謝料を支払えないという問題が発生するかもしれません。この場合は、減額もしくは分割払いという方法が挙げられます。

財産分与も高額に

慰謝料だけではなく、財産分与も高額になってしまいます。これは離婚する場合に発生するものであり、夫が稼いだお金であっても夫婦の共有財産として財産分与の対象に。60代の場合はこれまでの貯金や退職金があるため、そういったこともあって高額になりやすいです。

年金の問題も発生する

お金の問題として忘れてはならないところが、年金の問題です。離婚時に以下の条件を満たしていると、分割されていまいます。

  • 婚姻期間中の厚生年金記録がある
  • 当事者双方の合意あるいは裁判手続により按分割合を定めた
  • 請求期限(原則として離婚等をした日野翌日から起算して2年以内)を経過していない

なお、婚姻期間中の厚生年金記録に関しては共済組合などの組合員である期間も含まれています。

お金の問題は専門家に相談しよう

上記で紹介したようにお金の問題は複雑であるため、早い段階で専門家に相談するのがおすすめ。調査であれば探偵事務所ですが、慰謝料の請求に関しては弁護士や司法書士が良いでしょう。専門家として、しっかりとお金の問題に対して解決へと導いてくれます。

60代でも不倫には注意しよう!

60代でも不倫してしまう場合は数多くあり、きっかけも多いです。だからこそ、改めて配偶者の様子をチェックしてみるのも良いでしょう。もしかすると、不倫と思いそうな証拠が見つかるかもしれません。