探偵は浮気・不倫調査や身辺調査をはじめ、多くの案件に対応しています。警察では動いてくれない民事トラブルでも、探偵なら迅速に対応してくれるので安心です。
では、探偵の料金はいくらかかるのでしょうか?当記事では、調査料金の相場や料金プラン、支払い方法について解説します。
探偵の調査料金の相場はいくら?
探偵に浮気・不倫調査や人探し、猫探しなどを依頼したいとき、料金はいくらかかるのでしょうか。探偵という職業があることは広く知られていますが、あまり利用する機会がないので、想像しにくいですよね。
ここでは、各調査ごとの料金相場を紹介します。探偵に調査を依頼したいと考えている人は、目安として参考にしてみてください。
探偵料金①浮気・不倫調査
調査日数や、調査に当たる探偵の人数によって料金が変動します。「浮気相手と会う日時が分かる」「1回分の証拠でいい」など、数時間だけで終わる調査なら10万円~30万円程度で済む場合が多いです。
しかし「浮気の実態が分からない」「裁判で使えるような証拠が欲しい」という場合、調査日数が長くなるのでその分料金が加算されるので50万円~100万円かかることもあります。
浮気・不倫調査を安く依頼したいなら相手のスマホやPCを見たり、自家用車にGPSを仕掛けたりして、ある程度状況が明確になっておくことが大切です。情報が少なければ少ないほど、調査の難易度が上がるため料金が高額になります。
https://fortgreenefocus.com/love-blog/249/探偵料金②身辺調査・素行調査
依頼する内容や期間によって、料金が変動します。以下は、調査内容の一例です。
- 婚約者の仕事や交友関係
- 子どもの素行や交際関係
- 入社予定の従業員の素行
- 退社した従業員の動向
時間をかけて細かいところまで調べたいのであれば、80万円~100万円かけてしっかり調査します。基本的な情報だけでいいなら10万円~30万円で済ませることも可能です。
探偵料金③人探し調査
人探し調査の料金相場は10万円~100万円が相場。難易度が低く短時間で終わる調査なら10万円~50万円ほどで依頼できます。逆に、情報が少なかったり、調査地域が広く難易度が高い調査は高額になるのが一般的です。
警察に捜索願を出しても、事件性がないと積極的に動いてくれません。人探しをしたいときは探偵に依頼するのがおすすめです。
日本国内であれば全国的に調べてくれる探偵が多いので、どこにいるのか分からない人でも調査できます。ただし、ストーカーやDV加害者等からの依頼は受けられません。
探偵料金④ストーカー調査・対策
ストーカー加害者は「元恋人」「友だち・同僚」など人物が特定できる場合が多いので、基本的には10万円~50万円くらいで済みます。ただし、相手が誰か分からないなど難易度が高い調査だと100万円近くかかることもあるでしょう。
探偵はストーカーによる迷惑行為や被害の決定的な証拠を集めます。被害届を提出するための客観的証拠を取得し、警察に対応してもらうための手伝いをするのが探偵の役目です。
探偵料金⑤近隣トラブル調査・対策
嫌がらせをしてくる人物特定など、短期間で済む調査なら安く依頼できる場合が多いです。しかし、盗聴器発見調査や長時間の張り込みなどが必要な場合は高額になることも考えられます。
ご近所から受けている迷惑行為の証拠を集め、警察や弁護士に対応してもらうためのサポートするのが探偵の役目です。警察がなかなか動いてくれないような案件でも、被害の証拠があれば対応してくれます。
民事トラブルの場合は弁護士に相談すれば損害賠償や慰謝料請求が可能です。いかなる場合においても、探偵が調査と適切なアドバイスで解決へ導いてくれます。
探偵料金⑥いじめ調査
いじめの事実やいじめ加害者が分かっていて、学校や保護者に認めさせる証拠が欲しい場合は10万円くらいで依頼できます。
しかし、いじめられていることを親や教師に隠す子供も多いのが現状です。「子供の様子がおかしい」「いじめられてるかもしれない」など、いじめの状況が把握できない段階で調査を依頼する場合は30~40万円かかることもあるでしょう。
また、以下の状況の場合はいじめ調査料金が50万円~100万円など高額になります。
- 刑事事件として訴える
- 損害賠償や慰謝料を請求する
- 学校や教師を訴える
学校は問題にしたくないのであまり取り合ってくれず、教師は忙しいのでまともに調べてくれません。また、警察も悪質な被害が出なければ動いてくれないでしょう。悪質ないじめから子供を守りたいとき、最も素早く対応してくれるのが探偵です。
探偵料金⑦ペット探し
基本的には1日2万円前後で、交通費等の諸経費が別途発生します。
近所に貼るチラシをの作成依頼もでき、チラシ作成の料金は5000円~20000円程度が相場です。ペット探しの場合、ペット探し専用の探偵社があるので探してみてください。
探偵料金⑧盗聴器発見
ワンルームの部屋に盗聴器が1台だけなら2~3万円程度。しかし、盗聴器を仕掛けている台数が多かったり、一軒家や広い空間での調査だと10万円~30万円など高額になります。
相談だけなら無料なので、少しでも「何かおかしい」と感じたらできるだけ早めに探偵に相談してみてください。盗聴器発見調査が必要かどうか、自分で調べる方法はあるかどうか、最適解を示してくれるはずです。
探偵の料金プラン
探偵の料金プランは、以下の3パターンがあります。
- 時間料金型
- パック料金型
- 成功報酬型
ここでは、それぞれの料金プランの特徴について見ていきましょう。
時間料金型
時間料金型は、調査時間や探偵人数に応じて料金が加算されるプランです。長期間の調査や、複数人の探偵が対応する調査ほど高額になります。
調査料金が「1人あたり10000円/1時間」の場合、2人の探偵が5時間調査したら10万円です。別途交通費や車両費などの諸経費が加算され、合計で約12~13万円くらいになります。
時間料金型は、短時間で済む調査ほどお得なプランです。「スマホを見て浮気の日が分かる」「自家用車にGPSを取り付けてある」等の状況なら、リーズナブルに調査依頼ができます。
パック料金型
パック料金型のプランは、調査料金や諸経費等がすべて含まれているプランです。「24時間パック30万円」「50時間パック70万円」などで、先に支払う料金が確定します。
基本的に追加料金がかからないので、調査終了後に高額請求されるといったトラブルが起こりにくいプランです。調査時間が長ければ長くなるほど1時間あたりの調査料金がお得になります。「裁判で使えるような証拠が欲しい」「確実に証拠を掴みたい」という状況におすすめです。
ただし、短時間で調査が終わってしまっても残りの時間分は返金されません。途中で別のプランに変更するのも難しく、その点ではデメリットといえるでしょう。
成功報酬型
成功報酬型のプランは、調査が成功したときのみ報酬が発生するプラン。「証拠が取れないならお金を払いたくない」又は「証拠が取れるならいくらでも払える」という人におすすめです。
- 普通の成功報酬型
- 完全成功報酬型
成功報酬型には「普通の成功報酬型」「完全成功報酬型」の2種類があります。違いを認識しておかないと予想外の料金が発生することになるので、それぞれの特徴をしっかり認識しておきましょう。
https://fortgreenefocus.com/tantei-blog/221/普通の成功報酬型
「普通の成功報酬型」は【着手金+成功報酬】という料金体系です。調査に入った段階で10万円~の着手金が必ず発生します。
調査が成功したときに【調査料金+成功報酬+諸経費】が別途請求されるプランです。調査が失敗した時は【着手金+諸経費】だけになり、最低限の支払いですみます。
完全成功報酬型
「完全成功報酬型」は、調査が成功したら【着手金+調査料金+成功報酬+諸経費】が発生するプラン。「普通の成功報酬型」のように、必ず着手金が必要なわけではありません。
調査が失敗したら、支払う料金は1~2万円の諸経費(実費)だけです。探偵社によっては、失敗時は完全に0円というところもあります。依頼者は失敗時のリスクを回避できるので、メリットが大きいプランです。
しかし「完全成功報酬型」にはデメリットもあります。探偵社側にリスクが大きいプランなので、成功報酬が他のプランよりも高額に設定されているのです。探偵は失敗したら報酬が一切受け取れないので、依頼者が納得できない結果でも「成功」として高額な料金を請求してくることもあります。
また、「完全成功報酬型」の料金プランを利用するためには審査を通さなければなりません。確実に成功する調査内容でない限り「完全成功報酬型」が適用されない場合が多く、利用するのが難しいプランです。
探偵料金を支払うタイミング
探偵の調査料金は決して安くないので、依頼するならまとまったお金を用意する必要があります。では、どのタイミングで支払えばいいのでしょうか。
ここでは、支払いのタイミングについて解説します。
全額前払い
「全額前払い」は、調査にかかる見込み料金をすべて事前に支払ってしまうプランです。調査料金が確定しているパック料金型のプランに多く、その他のプランでは前払いをして調査後に差額を清算します。
「全額前払い」のメリットは、調査料金が明確になること。調査後に追加料金が加算され、知らない間に高額になってしまったというトラブルが避けられます。
ただし、依頼者としては調査前に高額な料金を支払うのは不安なので、その点ではデメリットと言えるでしょう。「全額前払い」の探偵社を選ぶ場合、本当に信用できる会社かどうかしっかり確認してください。
https://fortgreenefocus.com/tantei-blog/1201/着手金前払い+調査料金後払い
探偵の料金で多いのが「着手金前払い+調査料金後払い」です。事前に10万円~の着手金を支払っておき、調査終了後に調査料金や実費、成功報酬などを支払います。
依頼者側としては「全額前払い」や料金が確定しない「全額後払い」よりも安心な支払い方法です。探偵社側は最低限の料金を事前に受け取れるので、安心して調査に入れます。依頼者と探偵社の双方にとってメリットがある支払い方法です。
最終的に支払う料金は諸経費等によって変動するので、事前に「大体どれくらいになるか」など見積り料金を明確にしておきましょう。追加料金などもしっかり確認しておくことで、料金トラブルが避けられます。
全額後払い
全額後払いの場合、調査終了後に【着手金+調査料金+諸経費(+成功報酬)】を支払います。調査結果が出るまで支払わなくていいので、依頼者としては安心の支払い方法です。
また、調査結果をもとに慰謝料や損害賠償を受け取ってから支払うことも可能。浮気・不倫調査であれば調査料金の一部をパートナーに請求できるケースが多く、後払いなら自分の経済的負担を大幅に軽減できます。
しかし全額後払いの場合、調査終了まで料金が確定しません。知らない間に追加料金が加算されて、最終的に高額な調査料金を請求されてしまうこともあるので注意が必要です。
https://fortgreenefocus.com/love-blog/676/探偵料金の支払い方法
探偵各社は、基本的にさまざまな支払い方法に対応しています。まとまったお金が用意できなくても、クレジットカードや分割払いが利用できることが多いので安心です。
調査料金の支払い方法は、探偵各社のホームページで確認できます。それぞれの支払い方法を確認し、自分にとって負担が少ない支払い方法を選びましょう。
現金一括払い
現金を直接手渡しで支払う方法です。支払い方法が現金一括払いのみという探偵社は少ないですが、稀にクレジットカードなどが利用できない探偵社もあるので、事前に確認しておいてください。
まとまった現金を用意しておかなければならないので、予算に不安がある人には向きません。「クレジットカードが苦手」「現金以外使いたくない」という人は、現金一括払いに対応している探偵事務所を選びましょう。
銀行振込
ほとんどの探偵社では、銀行振込で支払いができます。銀行振込なら「いつ、いくら支払ったのか」が明確になるので、双方にとって安心です。
事前に着手金等が入金されたのを確認してから、調査に取り掛かる探偵社も多くあります。銀行振り込みはスマホやパソコンからでも操作できるので、依頼者としても支払いしやすいのがメリットです。
クレジットカード払い
クレジットカード払いができる探偵社も増えています。クレジットカード払いができれば、自分の経済状況に合わせて分割払いやリボ払いにできるので安心です。
また、カードによってはポイントがたまるのでお得なのもうれしいポイント。クレジットカード払いにするなら、自分が利用しているカード会社が利用できるかどうか確認しておきましょう。
ただし、探偵社からの請求がカード利用明細に記載されるので要注意。カード利用明細が毎月送られてくる場合は、パートナーに見られないようにしてください。
分割払い
カードではなく、自社で分割払いに対応している探偵社もあります。自動引き落としか、現金を持参して支払う方法が一般的です。引き落とし探偵社の分割なら金利が低かったり、金利なしの場合もあります。。
クレジットカードのリボ払いは金利が高いので、高額な調査料金をリボ払いにすると、いつまでも支払いが終わりません。まとまったお金を支払えないなら、探偵社の分割払いが最もおすすめです。
探偵料金まとめ
探偵の料金は、どの調査も10万円~100万円が相場。短期間で済む簡単な調査だと安くなり、日数がかかる難易度が高い調査だと高額になります。
調査結果をもとに裁判を起こしたり、刑事告訴することを考えている場合は、しっかりとした証拠が必要になるので高額になることを認識しておきましょう。
多くの探偵社では、無料相談が利用できます。無料相談の時に「本当に調査が必要か」「どれくらいの料金で調査できるか」などを教えてもらいましょう。
見積もりを受け取ったら、すぐに契約する必要はありません。複数社に相談して比較検討し、適正な調査プランと料金を選ぶことが大切です。自分の状況に合わせて、最善の料金プランを選びましょう。
https://fortgreenefocus.com/tantei-blog/1281/