探偵ブログ

探偵のいじめ調査の費用相場|探偵の調査内容・方法や無料相談について

いつの時代もなくならない「いじめ問題」。現代は「ネットいじめ」「SNSによる誹謗中傷」などが深刻化しています。

しかし子どもは、親や教師にいじめられていることを言い出しません。いじめられていることを認めたくないし、心配をかけたくないからです。

子どものいじめが心配になったら、探偵のいじめ調査を利用しましょう。当記事ではいじめ調査の費用相場や調査内容、方法について解説します。

探偵のいじめ調査費用の相場

いじめ調査の料金相場:10万円~40万円

探偵の費用は、調査に必要な時間や日数によって変動します。平均の調査日数は2~3日、平均費用は25万円前後です。

10万円~20万円・本人がいじめを認めている
・いじめ加害者が誰か分かっている
・裁判などを起こすつもりはない
30万円~・本人がいじめを否定している
・いじめ加害者や実態が不明
・裁判などを検討している

刑事告訴や民事訴訟を検討している場合は、時間とお金をかけてしっかり調査する必要があります。逆に、話し合いで解決できる段階であれば、短期間の調査でも十分な場合が多いです。状況に合わせて、適切な調査プランを選択してください。

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探偵に無料で相談する方法

多くの探偵事務所では、調査契約前に無料相談を実施しています。状況を伝えて、調査プランや見積りを出してもらうことが可能です。

無料相談を受けたからと言って、すぐに契約する必要はありません。話を聞いて「必要がない」と感じたら、見積書だけもらって帰宅することも可能です。

まずは「調査が必要か」「自分でできる対処法はあるか」など具体的な話を聞き、必要と感じたら本格的に依頼することを検討しましょう。

探偵のいじめ調査の内容

探偵のいじめ調査は、どんなことを調査するのでしょうか。ここでは、いじめ調査の内容について具体的に解説します。

いじめの実態を突き止める

子どもがいじめられているかどうか、どのような被害に遭っているのか調べます。いじめ被害に遭っている場合、一刻も早く気付いてあげることが大切です。

しかし、親や教師が1人の子どもを1日中見守ることは不可能。そのため、探偵に一定期間の見守りを任せることが重要になります。

現代はスマホを持っている子どもが多く、いじめの内容は想像以上に残酷です。子どもの様子がおかしいと感じたら、できるだけ早く調査していじめの実態を突き止めましょう。

いじめの証拠を取得する

尾行・張り込みでいじめの現場を特定し、写真・動画で証拠を撮影。周辺への聞き込みで調査内容の裏付けを行い、いじめの証拠を確実なものに仕上げます。

いじめ加害者やその親は、証拠がなければいじめたことを認めないでしょう。学校側も、いじめ加害者側の立場や学校の評判を考慮して、穏便に済ませようとするかもしれません。

しかし、証拠写真や映像があればいじめの事実が決定的なものになります。被害状況によっては刑事告訴や民事訴訟することも可能です。

いじめ加害者を特定する

探偵のいじめ調査により、いじめ加害者を特定します。尾行・張り込みや周辺への聞き込みにより、いじめに関わる全ての人物が特定可能です。

いじめ加害者を全て特定することで、今後のさらなる被害を防ぎ、安心して学校生活を送れるように導きます。

加害者や家族の身辺調査

必要に応じて、いじめ加害者の家族についても調査していきます。

子どものいじめの場合、加害者の家庭環境に問題があるケースは少なくありません。加害児童・生徒に厳しく指導したとしても、家庭環境が悪ければ根本的な改善は困難です。加害者の家族まで徹底的に調べ上げることで、より適切な対処法が見えてきます。

教師の対応や素行を調べる

学校で起こるいじめは、教師に問題があるケースも多くあります。そのため、いじめ調査では教師の対応や素行についても調査対象です。

教師が適切な指導ができないのであれば、保護者が然るべき態度で子供を守るしかありません。教師から言われたことを妄信せず、真実を見極めましょう。

探偵によるいじめ調査方法

探偵は、どのようにいじめ調査を行うのでしょうか。ここからは、いじめ調査の方法について具体的に解説します。

尾行・張り込みによる見守り

探偵は、学校に入り込んで調査できません。そのため、学校外で尾行・張り込みをしながら見守り調査を行います。

学校や塾の外では誰と会い、どこに立ち寄っているのか。友だちやいじめの加害者は誰なのかを調べ、証拠写真や映像を撮影します。

また、遠足や修学旅行などの校外活動であれば同行可能です。運動会や学校祭など、学校の公開イベントなどに合わせていじめ調査を依頼するのも効果的といえます。

周辺への聞き込み調査

近隣住民や店舗、子どもなどに聞き込み調査を行い、いじめに関する証言を収集します。聞き込み調査により、尾行・張り込みだけでは把握できない学校内での様子が分かるのです。

探偵とは明かさず「入学希望」「引っ越し予定」など架空の状況を装い、間接的に聞き込みを行うのが一般的。とても自然に聞き込みを行うので、いじめ加害者にバレる心配はありません。

特殊機材による証拠撮影・録音

探偵は特殊な専門機材を使用し、いじめに関する証拠を撮影・録音します。遠くからでも顔や全体像、行動がはっきりとわかるような写真や映像が撮影可能です。

実際に露呈しにくいSNSやネットいじめであっても、加害児童・生徒同士の会話や行動が証拠につながるケースは多くあります。教師同士の会話や電話の内容など……さまざまな場所に潜み、いじめに関する証拠や証言を取得していくのが一般的です。

ネットいじめの実態調査

現代では、目に見えない「ネットいじめ」が多く発生しています。匿名で使用できるからこそ、被害が深刻になるケースが多いのが現状です。

探偵は優れたIT知識と経験を活かし「ネットいじめ」も徹底的に調査します。弁護士と連携している探偵事務所も多くあるため、必要に応じて削除請求や発信者の情報開示請求が可能です。

探偵のいじめ調査事例

探偵のいじめ調査は、誰がどのような状況で利用しているのでしょうか。ここからは、いじめ調査の事例を見ていきましょう。

小学生のいじめ調査事例

経緯

  • 小学生の子どもが突然暗くなったように感じた
  • 持ち物をなくしたり、お小遣いを要求してくる回数が増えた
  • 仮病を使い休もうとすることが増えた

探偵が調査を行うと、同じクラスの児童から仲間外れや無視、暴言や暴行などのいじめを受けていることが判明。さらに、文房具を盗られたり、放課後の飲食の支払いを強制されていることも分かった。

探偵がいじめの証拠を録画・撮影。資料を持参して学校に相談し、親を交えた話し合いをおこなった。加害児童の親が金銭を返却し、その後厳しく指導することを約束して和解に至った。

中学生のいじめ調査

経緯
  • 中学生の子供が万引きで補導されたが、小遣いを多めに渡しているので不審に感じた
  • 本人は何も言わないし、スマートフォンにもロックをかけていて状況がつかめない

ご両親から依頼を受けて調査すると、学校内の不良グループから万引きを強要されていることが判明。また、周辺の聞き込み調査により、暴行を受けているとの証言も取得できた。

探偵が取得した証拠や証言をもとに、学校に被害を相談。不良グループの家族にも連絡し、厳しい処罰を受けさせた。その後いじめ被害に遭うことはなくなり、安定した学校生活が送れるようになった。

高校生のいじめ調査

経緯
  • 進学校へ通う娘が学校へ行くのを拒んだ
  • 帰宅時間が遅いのは塾に行っていると思っていたが、塾からしばらく欠席していると連絡がきた
  • 学校に相談しても、特に変わった様子はないと言われた

探偵が調査すると、同じ学校の女生徒からいじめを受けていることが分かった。さらに、売春を強要されて売り上げを全額渡しているという証言も取れた。

調査内容をご両親に報告し、あまりにひどい内容なので刑事告訴を提案。本人や周りの証言、探偵による調査報告書をもとに捜査が行われ、加害生徒や未成年買春を行った人物は逮捕された。

大学生のいじめ調査

経緯
  • 大学に入って独り暮らしを始めた息子が、頻繁に金銭を請求してくるようになった
  • 十分な仕送りをしており、本人もアルバイトをしているのでおかしいと思った
  • 交際相手やギャンブルなどのトラブルがあるのではないかと疑い、探偵事務所に相談した

探偵は、最初は素行調査を行っていた。しかし、素行調査を行う上でアルバイト先の先輩からいじめを受けていることが分かった。

ご両親に連絡し、いじめ調査に切り替えて調査続行。すると恐喝や暴行などの被害を受けている証拠が取得できた。

加害者をすべて特定し、ご両親に調査報告書を提出。加害者も学生だったので、保護者に内容証明郵便を送るように提案した。その後第三者を交えた話し合いを行い、怪我の治療費や慰謝料等を請求することで和解とした。

探偵にいじめ調査を利用する3つのポイント

探偵のいじめ調査を利用するときは、これから紹介する3つのポイントを心がけてください。調査を成功させ、子どもを健全な育成環境へ導きましょう。

調査の目的を明確にしておく

いじめの実態が分かったら、親としてどうするべきか考えておきましょう。学校に相談、刑事告訴、民事訴訟など……さまざまな選択肢があります。

いじめ加害者も、家庭環境などの問題を抱えているかもしれません。しかし、まずは自分の子供の心を優先して考えるべきです。

どうしたらいいのか分からないときは、探偵に適切な対処法を聞きましょう。調査目的を決めた上で、調査プランや予算を決めることが大切です。

いじめの証拠になるものはすべて残しておく

いじめの証拠になり得るものは、すべて残しておきましょう。スマホで写真を撮ったり、日記に記録するだけでも構いません。

子どもの部屋に勝手に入ったり、持ち物を検査をしたりすることは、基本的にはマナー違反です。しかしいじめの兆候がある場合は、多少プライバシーを侵害してでも持ち物検査を行っておきましょう。

子どもや学校が認めなくても諦めない

子どもは、親にいじめられていることを隠す傾向にあります。しかし、実際には壮絶ないじめに遭っているというケースは少なくありません。

また、学校や教師がいじめを認めない場合もあります。いじめ被害が公表されると、学校の評判や教師としての評価が落ちてしまうからです。

「子どもが何も言わないから分からない」「先生が何もないと言ってるから」と諦めず、大切な子どもを守りましょう。日中の見守りやいじめの証拠取得が困難なら、探偵のいじめ調査を検討してみてください。

探偵のいじめ調査まとめ

探偵のいじめ調査は、学校外での見守りやいじめの証拠取得を行います。調査結果をもとに適切な対処方法をアドバイスしてくれるので、非常に心強い存在です。

いじめ調査費用の相場は10万円~40万円ほど。安い金額ではありませんが、子どもを守るための価値ある出費になります。

多くの探偵事務所では無料相談を受け付けているので、まずは現状を話してみてください。複数の探偵から話を聞き、必要性を感じたら本格的な調査を依頼しましょう。

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