探偵ブログ

探偵が使用する車の特徴!調査対象になったときに逃げ切る方法も

「探偵に尾行されてるかもしれない」「探偵が使う車の特徴が知りたい」と考えているのではないでしょうか。

探偵は、街に溶け込んで絶対にバレないように調査をしています。日ごろから尾行する訓練をし、高い運転技術を持っているため、見抜くのは困難です。

今回は、探偵が浮気調査で使用する車の特徴を紹介します。車両尾行のテクニックや、探偵から逃げ切る方法も紹介するので、参考にしてみてください。

浮気調査で使われる探偵車の特徴

探偵が使う車は土地や状況によってさまざまで、一概にどの車種が多いとはいえません。高級車や派手な車でも、自然に溶け込めるのであれば使用されることが多いです。

しかし、車の性能などを見ていくと、共通する特徴は存在します。では、浮気調査で使われる探偵車の特徴を見ていきましょう。

目立たない車種・色

探偵が尾行に使う車は、目立たないのが第一です。そのため、どの地域でも人気があるコンパクトカーやオーソドックスなセダンが多く使用されます。

車の色は一般的に広く人気があり、営業車にも多い白・シルバー・グレーがメインで、派手な色はあまり使用されません。シルバーやグレーは光の反射によって他の色に見えるので、変装効果を狙えることから、探偵によっては好んで使用されています。探偵車のイメージが強い黒は、威圧感があって目立つので選ばれないことが多いです。

また、軽自動車が多い地域では軽自動車を使用し、高級車が多い地域では高級車を使用します。高級ホテルの張り込み調査や高級住宅地の尾行では、ベンツやBMWが探偵車として使用されることもあるのです。

小回りが利く車

探偵はターゲットを見失わないよう、ときに強引な運転も必要になるため、小回りがきく車は必須。尾行中に事故を起こしたり、うまく運転できずにターゲットを見失ったら最悪です。そのため、Uターンや細い路地でも問題なく走れるような、運転しやすい車が重宝されます。

軽自動車は小回りがききますが加速しにくいので、必ずしも軽自動車が選ばれるわけではありません。ターゲットの車がスポーツカーなど加速が良い車なら、それに見合った馬力の車が選ばれます。

燃費がいい車

尾行中にガソリンが不足して、ターゲットを見失ってしまったら調査失敗です。成功報酬制の探偵社なら、調査失敗の段階で報酬が得られません。そのため、探偵は燃費性能がいい車を好みます。

依頼人にガソリン代を請求するので、負担を下げる目的でも燃費性能が良い車が有効です。街中で見かけることが多いトヨタのプリウスやアクア、ホンダのフィットは、探偵から特に好まれる傾向にあります。

荷物が詰める車

探偵は尾行した先で証拠となる写真や動画を撮るために、社内に高性能な機材をたくさん積んでいます。また、浮気や不倫調査は2~3人で行動することが多いので、積載量が多い車が便利です。

夜通しの張り込みが必要な現場では、ワンボックスやミニバンなど大きめの車が選ばれる場合もあります。リアガラスや後部座席にスモークフィルムが貼られていれば、車内に隠れて無人車を装うこともできるため、探偵に大きめの車が使われることも珍しくありません。

レンタカーやカーシェアリング

数日間続けて同じ人を尾行する場合は、同じ車だと怪しまれてしまうので、レンタカーやカーシェアリングを使用する場合があります。特にタイムズのカーシェアリングなら、会員登録しておけばすぐに借りられるので、浮気や不倫調査をする際に大変便利です。

多くの探偵事務所では目立たない車を数台用意していますが、毎回同じ車で尾行する可能性は低いです。レンタカーなどにかかる車両費は依頼人に請求することが多いので、依頼人の予算状況によっても使われる車両が変わってきます。

また、レンタカーはナンバーで怪しまれてしまうので、知人の車を借りている場合もあります。ナンバーを見てレンタカーでないことが分かっても、油断はできません。

探偵による車両尾行のテクニック

探偵による車両尾行は、ただ後ろから追いかけているわけではありません。日ごろから尾行や運転にテクニックを磨いており、死角をつきながら巧妙に尾行しています。そのため、探偵による車両尾行を見抜くのは困難です。

では、探偵はどのように尾行しているのでしょうか。ターゲットにバレない車両尾行のテクニックを5つ紹介します。

対象車両にGPS端末を設置

ターゲットの動きを把握するために、車にGPSを設置する場合があります。夫婦で使用する自家用車なら、依頼人が事前に社内に仕込めるので難しいことではありません。

車の内部にGPSを仕掛けるのが難しい場合、社外の分かりにくい場所にGPSを仕掛けることもあります。ジャッキアップしてもわからないような場所に仕掛けるので、見破られる可能性は低いです。

ただ、GPSを仕掛けられたことが判明すれば「プライバシー権の侵害」を訴えられる場合があります。違法ではありませんが、プライバシー権の侵害は夫婦でも適用されるため、依頼人の自己責任で設置されている場合が多いです。

真後ろから追跡しない

ターゲットの車が発信した直後は、すぐに追いかけません。走り出した直後に尾行を始めると、その時点で怪しまれてしまうからです。ターゲットが見えなくなってから車を出し、スピードを出して追いかけます。

また、探偵による車両尾行は、バックミラーやサイドミラーから確認できないような位置につけるのが鉄則。車の死角に入り、関係ない車を1~2台挟んで絶対にバレない位置から尾行します。車の運転手は無意識にミラーで背後の車を確認しているので、至近距離にいると気づかれてしまうのです。

探偵は、あらゆる車の死角を把握しています。素人の車両尾行がバレやすいのに、探偵の車両尾行がバレないのは、日ごろの訓練のたまものです。

信号や踏切で距離を詰める

車両尾行をする探偵は、信号が変わるタイミングを予測して運転します。多少強引にでも車線変更をしながら赤信号でターゲットを見失わないように動き、常に絶妙なタイミングを逃しません。

逆に、ターゲットが停車しても探偵は通り過ぎます。一緒に停車すれば、尾行がバレてしまう可能性があるからです。

一時的にターゲットから目を離してしまっても、探偵は再発見できるテクニックや土地勘を持ち合わせています。複数車両で追いかけている場合もあるので、ターゲットが「探偵を巻いた」と思っても車両尾行が続いている可能性は高いです。

複数人で連携を取り先回りする

浮気・不倫調査は2~3人で連携して行動していることが多く、常に一緒にいるとは限りません。ターゲットが行きそうな場所で張り込み、連携しながら先回りすることもあるので、常に尾行する必要がないのです。

同一人物や同一車両に尾行されているわけではないので、ターゲットに気付かれず尾行できます。息の合った連係プレーで尾行できるのが、探偵の強み。探偵社が持つノウハウを心得ているので、どのような状況でもほぼ確実に不貞行為の証拠を掴みます。

カップルを装っていることも

探偵は男性が多いイメージがありますが、実は女性の探偵も多く存在しています。車で尾行する際、男女のペアでカップルを装っていれば、ターゲットの警戒を解くことができるのです。

カップルがドライブをしているような雰囲気を出していれば、比較的近くから尾行していてもバレません。男女のペアであれば、カップルでなくても母親と息子であったり、営業車に乗った上司と部下を装って尾行ができます。

探偵の車両尾行や張り込みから逃げ切る方法

浮気や不倫をしている当事者は、不審な車があると「探偵かもしれない」と疑ってしまうかもしれません。では、探偵車を見抜く方法はあるのでしょうか。

探偵は、日ごろから尾行や張り込みの訓練をしているため、基本的には見抜けないのが現実です。しかし、探偵業を始めたばかりの人だったり、街に溶け込むのが下手な探偵なら、簡単に見抜ける場合もあります。

では、探偵の車両尾行や張り込みを見抜く方法や、探偵の調査から逃げ切る方法を見ていきましょう。

普段から周囲の車に気を配っておく

自宅や職場の周辺に駐車している車を、日ごろからよく見て覚えておきましょう。人が多い都心でなければ、毎日見る車や人は限られてきます。

周辺の状況をおおまかに把握しておけば、不自然な車や人に気付ける可能性が高まるはず。ナンバーを見て、観光地でもないのにレンタカーである場合は、探偵の張り込みかもしれません。

探偵は気付かれたらその場から立ち去りますが、別の探偵が担当になる可能性があります。担当が変われば、また1から探偵らしき人物や車を探さなければなりません。探偵だと気づいても気づかぬふりをし、探偵がいるところで証拠写真を撮られないように注意を払いましょう。

交通手段を変える

探偵は調査に入る際、依頼人からおおまかな情報を聞いています。普段使っている道や駅、電車などで張り込んでいる場合があるので、交通手段を変えて調査を撹乱してしまいましょう。

普段車を使っているなら、GPSがつけられているかもしれないので、しばらく使わないのが無難。電車を使っているなら別の駅を使ったり、タクシーで移動するのがおすすめです。

探偵を雇う費用は高いので、数日間で証拠が掴めなければ調査は終わります。長くても1カ月間は我慢して交通手段を変え、様子を見ましょう。疑っているパートナーが交通ルートを聞いてきたら、探偵にリークしているかもしれません。

しばらく会わない

浮気や不倫の証拠を掴まれたくないなら、しばらく会わないのが一番です。どんなに気を付けても探偵は複数人で連携して調査しており、探偵車も毎回別々のものを用意している可能性が高いため、会っていれば証拠は掴まれてしまいます。

浮気相手に会わない期間は寂しいかもしれませんが、証拠を掴まれれば200万円~300万円の慰謝料を請求されるでしょう。所得が高ければ、所得に応じて慰謝料も高額になります。探偵の調査費用は損害賠償として認められる場合が多いので、100万円前後上乗せして請求されるかもしれません。

自分だけならまだしも、浮気相手にも100万円~200万円の慰謝料を請求される場合があります。離婚したくても「有責配偶者」にあたり、離婚に応じてもらえないかもしれません。探偵を雇われている可能性があるなら、これからの人生のためにも、しばらく会わないのが一番です。

探偵車まとめ

探偵は、土地や状況に合わせてさまざまな車を使用します。基本は白やシルバーのコンパクトカーが多いですが、高級車が多い地域では高級車で張り込みをするでしょう。

軽自動車が多い地域では軽自動車を使い、ターゲットがスポーツカーに乗っていれば馬力が大きい車を使います。カップルのドライブを装っていたり、複数人で連携しながら先回りをしているかもしれません。

基本的に、探偵を雇われたら見抜くことは難しいです。不貞行為をしていれば、ほぼ確実に証拠を押さえられてしまうでしょう。

探偵が押さえた不貞行為の証拠は法的拘束力を持つため、裁判では完全に不利になります。探偵車につけられていると思ったら、しばらく浮気相手と会わないようにしましょう。