「パートナーが浮気してるかも」「スマホを見ても証拠が出ない」と悩んでいるのではないでしょうか。浮気の証拠を掴んで離婚裁判や慰謝料請求を有利に進めたいなら、探偵の張り込みによる調査が確実です。
探偵はターゲットにバレないように張り込んで、確実に不貞行為の証拠を押さえます。しかし、素人が探偵の真似をして張り込みをしても、バレて失敗するリスクがあるので注意が必要です。
では、探偵の張り込み方法を見ていきましょう。素人が張り込み調査をするリスクや、探偵に張り込み調査を依頼する料金も紹介していくので、最後まで読んで参考にしてみてください。
プロの探偵が実践する張り込み術
探偵各社は試行錯誤しながら独自の張り込みノウハウを築き、日ごろから調査するための訓練を重ねています。そのため、探偵は決められた調査時間の中でターゲットにバレないように張り込み、確実に不貞行為の証拠を押さえられるのです。
素人の張り込みは高確率で失敗するといわれていますが、プロの探偵による張り込みの成功率が高いのはなぜなのでしょうか。では、プロの探偵による基本的な張り込み術を見ていきましょう。
張り込む場所を事前に調査しておく
探偵は、事前に必ず張り込みする現場の調査を行います。周辺環境や交通状況、人の流れなどを入念に調査することで、環境に溶け込みながら張り込みができるのです。
人や交通の流れを把握しておくことで、ターゲットが予想外の動きをしても適切に対応できます。近所の人に「どうしてここにいるのか」と怪しまれた時に対処できるよう、「交通量調査」「保険の営業で」などのカバーストーリーを考えておくことも大切です。
素行調査は必ず複数人で行う
浮気・不倫の調査は2~3人のチームで行うのが基本です。あらゆる移動手段に対応できるように車やバイクなどを準備しており、ターゲットが急な動きをしても常に対応できるように対策しています。
複数人で張り込みをしていれば、ターゲットが変則的な動きをしても見失いません。1人での張り込みは気づかれたり、撒かれたりしてしまう場合もありますが、複数人いればほぼ確実に不貞行為の証拠を抑えることが可能です。
また、複数人なら「張り込み係」「カメラ係」「記録係」などの役割分担ができます。証拠写真や映像だけでなく「〇時〇分に〇〇駅で合流」「〇時〇分に〇〇ホテルに入る」などの記録も重要な証拠になるので、2~3人で調査をすることは必須です。
臨機応変に対応できる
探偵社では浮気・不倫調査の依頼が圧倒的に多いため、調査員は高い経験値を持っています。そのため、ターゲットが突然予想外の行動を起こしても臨機応変に対応できるのです。
素人の張り込みだとターゲットが突然タクシーに乗ってしまえば見失ってしまったり、真後ろから尾行してタクシー運転手に怪しまれてしまいますが、探偵ならタクシーの死角から追跡できます。追跡状況を他の調査員に連絡することで、回り込んで張り込みすることも可能です。
探偵は何が起こってもターゲットを見逃さず、確実に不貞行為の証拠を押さえます。ターゲットにバレそうになっても、警察に職務質問をされても、どんなときでも臨機応変に対応できるのがプロの探偵の強みです。
周辺環境に溶け込める
張り込みにおいて最も大切なのが、周辺の環境に溶け込むこと。オフィス街ならスーツ姿、観光地ならカジュアルなファッションなど、その場所に応じて服装を変えながら張り込みます。
車での張り込みでも、高級車が多い地域なら高級車、軽自動車が多い地域では軽自動車で張り込みするのが基本です。探偵事務所が持っている車の他に、レンタカーやカーシェアリング、知人に借りた車などを使用します。
探偵は一般的な体系で、目立たない顔立ちの人が採用される傾向にあります。行動やしぐさも不自然にならないように日ごろから訓練しているため、ターゲットや周辺の人に探偵だと気づかれることはほとんどありません。
車張り込みは無人車を装う
探偵が車で張り込みを行う場合は、無人車を装うのが一般的。車内の気温が暑かったり寒かったりする場合でもエンジンは切り、スモークを張った後部座席から張り込みます。
エンジンを付けたまま運転席にずっと人が乗っている車は、どう考えても怪しいので目立ってしまいがち。しかし、駐車場に止まっている無人車なら特に気にならないですよね。
極寒や猛暑でも、エンジンを切って何時間も張り込むことがあるため、探偵は高い忍耐力が求められます。無人車を装うテクニックと忍耐力が、浮気・不倫調査を成功に導くのです。
素人の張り込みはリスクが大きい
探偵の調査費用はどうしても高額になってしまうので、できれば自分で張り込みをしたいと思っているのではないでしょうか。しかし、素人による張り込みはバレたり、トラブルになったりするリスクがあるので注意が必要です。
では、素人の張り込みはどのようなリスクがあるのか紹介していきます。探偵を雇うか、自分で張り込み調査をするか迷っている人は、しっかり読んで参考にしてみてください。
顔を知られているのでバレやすい
パートナーによる張り込みは顔が知られていることから、高確率でターゲットにバレてしまいます。どんなに隠れていても、パートナーなら後姿や横顔で気付いてしまうものです。
張り込みに気付かれると警戒心が強くなるので、不貞行為の証拠を押さえるのが難しくなります。浮気相手としばらく会わないようにするなど、対策を取られてしまうでしょう。
また、張り込みされていることに逆上される場合もあるので要注意。不貞行為の証拠が掴めないまま、自分の立場だけが不利になってしまい、パートナーとの関係がさらに悪くなってしまう可能性もあります。
専門的な機材が揃えられない
探偵は、超望遠デジタルカメラや時計型の隠しカメラなど、高性能な特殊機材を多数取り揃えています。中には数千万円する機材を使用している探偵社もあり、素人が揃えるのは困難です。
探偵が使う機材は高額なものが多いだけでなく、扱うのが難しいので、トレーニングをしないと使いこなせません。とくに浮気・不倫調査は夜間帯が多いため、暗い中フラッシュを使わずに顔がはっきり見える写真を撮るのは至難の業です。
想像以上に時間と体力が必要
張り込みは想像以上に体力を使用し、時間もかかります。休憩できないまま数時間立ちっぱなしになるのは当たり前。ターゲットの動きに集中しながら、不審者にならないよう周囲に気を配る集中力や精神力も必要です。
プロの探偵なら体力と集中力に優れ、高い経験値から要領よく動けるので問題ありません。しかし、素人は張り込みにつかれて集中力が途切れ、ターゲットを見失ってしまったり、ターゲットに見つかってしまったりするのです。
浮気・不倫調査の張り込みは5時間~8時間かかることが多く、その間中ずっとターゲットの動きに集中している必要があります。何時間待っても空振りに終わってしまったり、何日張り込みしても浮気の証拠が掴めなかったりすると、次第に体力や精神力がもたなくなってしまうでしょう。
精神的な苦痛で失敗する
自分で張り込み調査をする場合、大切なパートナーが浮気する現場を直視することになります。ある程度覚悟はできていても、やはり浮気現場を直視するのは精神的ダメージが大きいものです。
浮気現場を直視したことで精神的にショックを受けてしまい、証拠写真や映像が撮れないかもしれません。最悪の場合、ショックのあまり大声を出して気付かれたり、浮気相手を殴って傷害罪に問われてしまうこともあります。
浮気調査がうまくいったとしても、浮気現場を見てしまったら平静を装うのは困難。然るべき対応に至るまで我慢できず、本人に直接問い詰めてしまう人もいます。最終的に自分が不利な立場になってしまうこともあるので、自分で張り込み調査をするのはおすすめできません。
通報される可能性がある
素人による張り込みは、ターゲットの行動ばかりに集中してしまい、周囲の目線に気を配れずに不審な動きをしてしまいます。コソコソと隠れたり、時折カメラを構えたりしていると、不審者として周辺住民に通報されてしまう可能性があるので注意が必要です。
職務質問を受ければ、ターゲットを見失ってしまうことは確実。警察とやりとりしている姿は目立つので、張り込みしていることに気付かれて警戒が強くなってしまうかもしれません。
プロの探偵なら探偵業法に守られているため、職務質問されても身分を明かせば問題なし。しかし、素人が張り込みをすると迷惑行為防止条例などに抵触する恐れがあります。
探偵に張り込みを依頼する料金
自分で張り込みをしても失敗する可能性が高く、リスクが大きいのでおすすめできません。しかし「探偵は高そう」「高額な費用は払えない」と悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
ここで、探偵に張り込みによる浮気・不倫調査を依頼する具体的な料金を紹介していきます。
1日10万円~20万円が相場
探偵による浮気や不倫の調査費用は、1日10万円~20万円が相場。浮気調査にかかる平均日数は3日~5日で、費用は40万円~70万円ほどかかります。
スマホなどを見て、あらかじめ浮気する日時が細かく分かっているのであれば、10万円前後で調査依頼することが可能です。「浮気しているのは確実だけど日程は分からない」という場合でも、5日間調査すればほぼ確実に浮気の証拠が掴めるといわれています。
調査日数が長くなれば長くなるほど費用が高くなるので、あらかじめ自分で探りを入れてみてください。疑っていることに気付かれると警戒されるので、自然に聞き出すようにしましょう。
成功報酬制の料金プランは要注意
探偵社を調べていると「成功報酬制」「調査が失敗すれば0円」という広告が出てきます。利用者にとっては失敗した時の費用が抑えられるので魅力的に感じますが、成功報酬制の料金プランを利用する場合は注意が必要です。
成功報酬制のプランでも、着手金や諸経費として10万円以上かかってしまい、調査失敗しても着手金は返金されません。また、成功報酬制は探偵社にとってハイリスクな料金プランなので、成功した時のリターンとして成功報酬が高額になる傾向にあります。
また、浮気・不倫調査は何を「成功」と定義するのが難しいため、依頼者と探偵の間でトラブルが発生しがち。探偵はなんとしてでも「成功」にしたいので、クオリティが低い調査結果で「成功」にされる場合もあります。
探偵費用を損害賠償請求できる場合がある
探偵の調査費用は、損害賠償として相手に請求できる場合があります。相手が浮気を認めなかったり、DVがあったりする場合など、やむを得ず探偵を雇っている状況なら認められる可能性が高いです。
浮気調査として平均的にかかる費用が取り戻せるため、100万円以内なら全額取り戻せるかもしれません。調査費用に100万円以上かかった場合、全額は取り戻せない可能性が高いですが、パートナーや浮気相手からの慰謝料で補填できるでしょう。
分割払いを有効活用する
まとまった現金を今すぐ用意できない場合でも、クレジットカード決済が利用できる探偵社なら安心。クレジットカードの分割払いを利用すれば、毎月少しずつ支払いをすることができます。
不貞行為の証拠を掴めば離婚裁判を有利に進められ、パートナーと浮気相手への慰謝料請求が可能です。慰謝料や示談金が手に入れば一括返済できるので、クレジットカードのメリットを有効活用してみてください。
探偵の張り込みまとめ
プロの探偵は、2~3人のチームで臨機応変に動き、確実に不貞行為の証拠を掴みます。周辺環境に溶け込む能力があり、探偵専用の特殊機材を使用して証拠を押さえるので、1日10万円~20万円の費用をかける価値があるでしょう。
素人の張り込みだとバレる可能性が高く、精神的な負担も大きいのでおすすめできません。費用面で不安があったとしても、損害賠償や慰謝料でお金は取り戻せる可能性が高いので、まずは無料相談などを利用して探偵に相談してみてください。